トラウトサーモン/サーモントラウト2009/10/25 21:43

最近、鮭にとって変わってしまったこの魚だが、実は、単なるニジマスの海中養殖物。鮭が寿司ネタとしてポピュラーになったのも、ほとんどこの魚だし、鮭っぽいもののほとんどの加工品が今はこのニジマスで作られている(鮭缶など一部は昔から、カラフトマスが使われている)。養殖は、チリやノルウェーがほとんど。

脂がのっているので、日本人好みの刺身になるし、塩鮭も脂っこいのが好きな人には受けが良いらしい。冷凍で輸入されるので、アニサキス(寄生虫)の心配もない。

個人的には、この味は受け入れがたい不味さと感じている。本来の美味しい鮭(シロザケ:秋鮭はだめですが)や、紅鮭の天然の鮭の味には到底及ばないと思う。

”トラウトサーモン”とは、よくつけた名前だと思うが、最近付けられた商品名称であって、正式な魚名ではない。”ニジマス”ではやっぱり売れないんでしょうね。今出回っているのは、ほとんどが3倍体という遺伝子操作された個体で、成熟しないため成長/出荷のコントロールが容易らしい。成長が早いことで有名なドナルドソン種のニジマスや、降海性のニジマス(スティールヘッド)などの交配で作るらしい。

こんな魚食べない方が、体のためだと個人的には思います。

このほか、養殖物の鮭としては、銀鮭(シルバーサーモン)や、大西洋サケ(アトランティックサーモン)などが増えてきました。こいつらも何を食べてるか考えるとちょっと気味悪いですね。牛や豚と同じような配合飼料を食べているわけです。

やっぱり、安心して食べられる美味しい鮭は、1.シロザケの鮭児、2.シロザケのトキシラズやメジカ、4.サクラマス、5.紅鮭 あたりじゃないのかな?

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